みなさんは、普段自分の爪をよく見ていますか?
実は、健康のバロメーターとも言われるほど、体の不調や病気を知らさせてくれることがあるんです。
色がおかしかったり、黒い線ができていたりと、何らかの異常を感じたことがある方もいると思います。
今回は、爪のでこぼこの原因と、でこぼこを正しく対処する方法についてご紹介していきます。
外的な力によって爪がでこぼこになる場合
爪は、健康であればツルツルとしています。
しかし、でこぼこしているとなると、それは何らかの傷がついたせいかもしれません。
特に爪の根元の部分で、他よりも少し白くなっているところは、これからまさに伸びてくる部分です。
そこがもし強い力を加えて傷つけてしまったり、あるいは誤ってカッターなどで切ってしまうと、そのまま成長してでこぼこした爪を形成してしまうことがあります。
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ただし、これは外からの力が加わっただけなので、またどんどん伸びてくれば自然と元の状態に戻るでしょう。
ですから、それほど気にする必要はありません。
また、その場合1ヶ所だけに現れるので、他も同じようにでこぼこしている場合には、病気の可能性もあります。
精神的なことが原因で爪がでこぼこになる?
精神的なストレスで、爪がでこぼこになることもあります。
特にうつ病の方などに多いのですが、ストレスによる体の不調で、頭痛やめまい、吐き気などがするのと同じように症状が出るのです。
精神的なストレスは、生活習慣の乱れが原因になっていることもあります。
爪はたんぱく質でできているので、食事の偏りがある方はそれが原因になっている可能性もあるのです。
ですから、こうしたストレスが原因の場合は、ストレスがたまらないように日頃の生活習慣をととのえることで、自然と治ってしまうことが多いです。
女性に多い爪のでこぼこの原因とは?
女性に多いでこぼこの原因として、鉄欠乏性貧血があります。
貧血の症状というと、めまいや立ちくらみ、息切れや顔面蒼白などが思いつくと思いますが、それだけではないんです。
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貧血になると、特定の指の爪が横に波打つようにでこぼこした状態になります。
また、さらにひどい場合だと、形が平たくなったり、さじ状爪といって反り返ったような形になることがあります。
ただ、ここまで貧血が進行した場合は、他にも貧血特有の症状が出てくると思うので、体の異変に気がつくでしょう。
しかし、だんだんと自分でもわからないくらいゆっくりと貧血になった場合、体の異変に気づかないことも多いのです。
もしそんなときに爪を見てでこぼこしていたら、病院に行って血液検査をしてもらえばすぐにわかるはずです。
女性は、生理があるのでただでさえ男性よりも貧血になりやすいです。日頃から鉄分の摂取を心がけているとよいですね。
爪がでこぼこにならないように日頃から観察しよう!
いかがでしたか?
普段自分の爪なんて気にして見ないという方でも、寝る前や入浴したときなどに見る習慣をつけましょう。
また、手だけでなく足も観察することで、思わぬ病気の早期発見につながることもあります。
痛くもかゆくもないと、つい病院に行くのも遅れてしまいがちですが、でこぼこするということは異常なことなのだと、きちんと意識しておくことも健康を守るために必要だと思います。